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東方入れ替わり小説 緋想と虹

注意!この小説は
・身体の入れ替わり

・カービィと東方のコラボ

・性格崩壊

・なっげえなぁこれ!

・何故作者いるし

の要素を多く含みます。

そういうのが苦手な方は回れ右して下さい!

この小説は、「東方に関すること」の兎と亀マスクさんが2010年、10月17日に執筆なさった「ゆかてん 東方緋想天外伝 緋想の剣が八雲紫の心身を乗っ取って比那名居天子に襲いかかってきた!!」の設定をお借りしております!
あぁ、つきあってやろうじゃねぇか、って言う人はどうか見てやってくださいな!


 
広い 広い 宇宙
とにかく 広い 宇宙
かけがえもなく 広い 宇宙
その宇宙を彩るのが
幾多もの星
その中でも、珍しい星がある。
あきれ返るほど平和な星、ポップスター
別名「平和の星」
星の形は、希望の色
星の形は、平和の形
住民たちはお互い争うことはせず、お互いの幸せを願って生きている
部族の差などない。大王はいるけど、そこまで王様の権利を振りかざしているわけじゃない
欲はあるけど、それも些細なもの。
皆、平和に生き、平和に暮らしてる
皆、いつも笑って暮らしてる。
皆、いつも幸せに暮らしてる。
法律なんて意味無い、社会のルールなんて関係ない。
でも、平和。
そして、幸せ
成り立つ必要性なんてない。それが、この星
ここまで幸せな星というものは、広い宇宙といえども、かなり珍しかった。
 
 
 
 
だが、やはりその平和な星を侵略しようとした輩がいた
彼らの名を、ダークマター族といった。
ダークマター族は、幾度となくポップスターをその名のとおり、暗黒の世界に包もうとした
住民たちは、抗う術を知らないので、あせるだけだった
それはそうだ、今まで他人と本気で争う、ということを知らなかったからだ。
唯一の望みの大王もなにもできずじまい、世界は終わりかと思われた
 
しかし、それを幾度となく止めた人物がいる
人呼んで「星のカービィ」
カービィは、プププランドの危機を幾度となく救ってきた、いわば英雄である。
そのカービィのおかげで平和が保たれている、といっても、過言ではない。
決して、諦めない
決して、揺るがない
決して、負けない
自分がこうだと思ったならば、この三原則に絶対に従う。
それが、カービィだった
住民は、そんなカービィを住民として有難く受け入れ
旅人だったカービィも、そこに住むことにした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
朝起きる時が、一番辛いよね
睡眠という天国から、引き離されるみたいで
その天国が、もう一生戻らないみたいで
なんか、寂しくなる
という言い訳をしてみるけど、結局はおきたくないってのが本性なんだけどね
でも、そんな事言ってたら一日が終わっちゃうし、起きなきゃ。
「・・・・・ん・・・・・・・・・・んぅ・・・・・・・・」
目が覚めたのか、目を開けるカービィ
まだ眠たいのか、閉じようとする目蓋と必死に戦っている様子が伺える
半分くらい開いたと思ったら、また閉じる
そんなこんなの繰り返し。
間違いなくデデデ大王あたりが見たら爆笑されるような光景であった
しかし目蓋もようやく諦めたのか、うっすらと、そしてしっかりと目蓋が開いた
「ふあああああぁぁぁああ・・・・・・・・っ・・・・よく寝たぁ・・・・・・・・・」
低血圧というわけではないが、カービィは良く寝る。
一日の半分は絶対に寝る。下手したら一日中寝てた、ということがあるほどよく寝る
しかし、今日は違った
いつもと違う景色に気づくカービィ
いつも通りの家。どこも荒らされた様子はない。
いつも通りの寝起き状態。体調が悪いというわけではない
何が違うのかと探していると、ふと窓越しに移る、外に目が行った
そう、違うのは
窓に映る、景色だった。
「あれ・・・・・?早く起きちゃったかなぁ・・・・・・・・?」
いつもなら熟睡中の時間だ。こんな時間に起きるのなんて、めったにない。
厳密な時計なんてこのプププランドにはあんまりないんだけど、
しかし、もう一回外の景色を見る
どう見ても太陽は出たばっかり。まだ外はちょっと暗い。
いつもと違う起床時間に戸惑うも、一度起きてしまったのだからこれは起きるしかないかと仕方なく腹をくくる
もう一回眠るにも、起きるにも半端な時間であったが、たまには朝早い時間帯に起きるのも悪くは無かった。
どうしたもんだか・・・・・と嘆きつつも、のんびりパジャマ帽子をフックにかける。
布団を整理し、完全に目を覚ますために外に出る
外に出ることで、全身の血流が活発になり、体にもいいんだよ、とワドルディが言っていたことを思い出す。
まぁ、ものはためし、と外に出てみる
いつもなら家とは比べ物にならない太陽の光も、今は薄暗い。
しかし、太陽の光とは関係ないらしく、しっかりと目が覚めたのを感じる
確かにそうなのかもしれない。外に出た瞬間、体中に力がみなぎってくる
それに、気持ちいい
外の風を浴びて、こんな気持ちいいと思ったのは初めてだ
これも、平和な星、だからこそ、なんだよねぇ、と、平和の有難さを改めて実感する
 
 
 
 
 
 
 
最近は、争いごともなく、皆平和に暮らしてる
皆が笑って、楽しく過ごして、それの繰り返し。
いいことなんだなー、と、素直に思う。
誰も争わないのならそれが一番いいんだし、皆もそれを望んでる。
相変わらず、デデデ大王は何かしでかしそうで怖いけど、結局大王は大王で平和を願ってるんだ
いい所だよね、ここって
皆が皆の平和を願って、皆が平和に生きている
最高の星なんじゃないかな、ここって。
昔、そんな自然の理が気に入らなかったのか、メタナイトが本気でこのプププランドを侵略しようとしたときがあった。
メタナイトにはメタナイトなりの言い分があったのだ。
皆あまりにも平和ボケしすぎている、いざという時に皆備えられない。こんな平和ボケした世界ではダメだ、というのだ。
確かに、納得できる部分もある。
でも、それではダメなのだ。
昔は旅人だったカービィは、いろんな世界を見てきた。
ここほどとはいわないけど、普通に平和な世界も見てきた
しかし、カービィは見てしまったのだ。戦乱の世を
心が、酷く痛んだ。
その時も何とかカービィが平和を救い出したけど、今はどうなっているか分からない。
だから、言える事がある。
自立しろ自立しろと言った人が変えた世界は、結局戦乱の世界になってしまったことを。
カービィは、分かっていた。
だから、守りたい、と思う。
この平和を
この星を
皆の笑顔を
皆の夢を
僕が守るんじゃない、皆で守ろう、と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「なーんて、久しぶりに物思いにふけってみたはいいけど、時間なんてぜーんぜん過ぎてくれないや」
朝はまだ早い。まだ皆が起きる前だ。
ちょっと肌寒いので、家にいったん戻ることにする
ガタン、と戸を閉める音が響く
いつもならリック達と遊ぶのだけれど、時間帯が早すぎて、まだ誰も外に出ていないだけなのだろうか
閉める音が無性に響いて、ちょっとカービィを不安にさせた
杞憂だな、と思い直し、何かしよう、と決意する
しかし、正直言って、この時間は暇だった。
散歩をするのもいいのかもしれない。オレンジオーシャンに行けば、朝方の海が見られるかもしれない
でも今から行くのはちょっと遠いよなぁ・・・・・・・・・
辺りを見回していると、装飾が施されている大きい箱が目に入った。
言うならば“宝箱”か。
「あ、そうだ。久しぶりに宝箱の中身、見てみようっと」
自分が今まで大切にしてきた宝物。
冒険の途中に拾ってきた、宝物。
とにかくつめてつめてつめまくって、いまや宝箱はパンパンだ。
大半がコピー能力の技を増やしてくれる秘伝の巻物なのだが、中には本当のお宝もある。
一回洞窟に落っこちて、その洞窟で拾ったお宝もある。
とりあえず、綺麗だなと思って、つめたものもある。
助けてくれたお礼にもらった宝物もある。
そう、宝物一つ一つに、色々な思い出があるのだ。
色々な思い出が、カービィの頭の中をよぎる
そう思って、とりあえず宝箱の中をあさっていると
 
 
 
 
 
 
 
 
 
サァ
 
 
 
 
 
 
サァ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
心の中から、何か聞こえた
波の音
心地よい音
落ち着く
外からは聞こえなかったけど、その音は確かに聞こえた
心が 透き通るようだった
気持ちいい
明るくて、透き通ってて
そんな、幸せの感情が、カービィを包み込んでいた
そう、それは
「あ、虹の剣だ!なつかしいなぁ」
カービィが虹の剣といったその剣は、確かに虹色だった
柄の部分には大きな丸い宝石。それは高価な剣なら見られる装飾だった
しかし、この虹の剣は、刃がすごかった
刃が、なんと虹色に光っているのである。
何故光るのか、いまだに僕も分からない
しかし、ひとつだけ言えることがある
この剣を持つと、凄く心地が良くなる
心が落ち着いて、心地よくなる
虹のようにキラキラした感情が、押し寄せてくる
虹の剣
確か、ダークマターが初めてポップスターを侵略しに来たときのことだった。
虹の島の最後にあるダークキャッスルで、ダークマターは剣をかかげた
すると、たちまち空が黒い雲で覆われた
そう、ダークマターが持っていた剣は、天気を操る剣だった
その剣で、天気を操り、ポップスターを暗黒に陥れようと目論んでいた
しかし、偶然虹の島に冒険に出ていたカービィはそれを阻止するために
虹の島の各地にある、皆の願い(虹のカケラ)を集め、ダークキャッスルに向かった。
ダークキャッスルの頂上、ダークマターに操られていたデデデ大王を倒したが、ダークマター本人は倒せず、空中に逃げられてしまった。
しかし、カービィは決して諦めようとはしなかった。
その思いが、虹に通じたのか。虹のカケラが変化、虹の剣となった
それを持ったカービィはダークマターに戦いを挑み
見事、カービィは天気を操る剣を破り、ダークマターも倒し、ポップスターに平和が戻ったのだ。
それは、どれくらい昔の話になるのだろうか。
 
 
 
 
 
 
久しぶりに手に持ってみる
昔から変わらない
虹の思い
皆の願い
キラキラした、感情
この剣を持つと、こういう感情が伝わってくる
不思議と心が安らいでくる。
昔から変わらない、綺麗な思いを、虹の剣は秘めていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「おーいカービィ、いるかー?」
「わひゃあっ!?」
思いを馳せていたら、僕を呼ぶ声が聞こえてきた。
男性特有の低い声。しかし、どこか独特の声をもつ。
こんな声を持つ人は、プププランドには少ない
というか、この声を聞いた時点でもう誰だかわかってしまった
外に出てみる
「ようカービィ、早起きとはいいことだな」
「・・・・・・・・・・・・・・はぁ、誰がそうさせたんだよ、“リーフィ”
この僕とそっくりな体系をしているのは「リーフィ」
そっくりな体系だけど、色は黄緑色。それに、頭から葉っぱが生えている
なんでも、世界中のありとあらゆるところを旅してるんだとか
最近はプププランドにいることも多くなっている。
まぁ普通に友達として接しているのだが、正直この時間帯に起きているのは珍しい
いつもなら僕と同じ時間帯に起きているはずだ
「お前のその調子だと既に起きてたっぽいけどな、なんかあったん?」
「別に。ただ今日は珍しく早起きしちゃっただけ。というか、そっちこそ何かあったの?起きてたとはいえ、こんな時間帯に起こすって事は、なんか緊急の要件でも合ったんじゃないの?」
いくら僕が起きていたとは言え、こんな朝早い時間帯に「遊ぼうぜー」とかいう用件だったら、ちょっと星にしてやろうか、とかなんとか考えてみる
「遊びたかったから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
前言撤回、考えを実行に移すときがきたようだ
「いやいやいやいやいやまてまてちょっと目がやばいですよカービィさん?」
「そりゃあ、ねぇ?人のせっかくの朝の時間帯をぶち壊すような人には・・・・・・・・」
「冗談だ、ちゃんとした用件があるからそのいかにも僕を蹴ろうとしているような足を止めてくれないかな。さもないと僕がお星様になってしまうのだが」
「なーんだ、つまんないの」
「つまんないの、じゃねぇ!?」
なーんだ、せっかくストレス発散のチャンスかと思ったんだけど。
まぁストレスなんてないんだけどね、まぁ結局意味なかったって事か
「正確には俺も詳しい内容は知らない。デデデがお前になんか重要な言伝があるんだってよ。」
「デデデ大王が?珍しいね。」
デデデ大王とは、先ほども行ったが、この国を統べる王様だ。
ただそれも一応のこと。なんか王様といえども、大してみんな其の権利を気にしていない
本人も大して気にしていないから、別にいいんだけどね
わがままな性格で、自分のためだけに皆の食べ物を全部奪ったり、夜空の星を強奪したこともあったりした。
ただ、それも遊び的な感覚。いざというときは正義心を燃やして、僕たちに協力してくれる。
なんだかんだで、正義に熱い大王なのだ。
ただ、いたずらは半端じゃないほど悪質なので、正直ちょっと苦手なのだけれども
そんな大王が朝から僕を呼びつけるってのは、かなり珍しいことだ。
何かあったんだろうか。またなんかしょーもないこと考えてるのかなぁ
「さっさとデデデ城にこいだってよ、なんか新作の悪戯でも開発したんじゃないか?」
「まぁ、そんなところなんだろうねぇ」
「―――といいたいところだが、その線は無いに等しいぜ。」
「へ?」
意外な答えが返ってくる。本人の口から行って本人の口から否定するとはなんてやつ。
それはそうと、デデデがやることといえば悪戯しか思い浮かばないんだけどなぁ・・・・
別に失礼でもなんでもない、デデデ大王がそういう性格しているのが悪いのだから
「俺もついさっきデデデ城に行ったんだが、そーゆー類のものは一切ありませんでしたっと」
「そうなんだ・・・・・・・・・」
悪戯じゃない、か・・・・・・・・
僕、何か落し物でもしたのかなぁ?
一回それで親切に預かっておいてくれたことがあった。多分それなのかなぁ
でも何も落し物とかした覚えないんだけどなぁ。昨日とか持ってった物は一応全部持って帰ったし。
「それに、デデデと話してたときなんだけどよ。なんかマジな顔だったぜ。あんな顔は滅多に見たことが無いな。相当のことがあったんじゃないか?」
「本当?なんかただならぬことがおきそうな予感だねぇ・・・・・・」
何か嫌な予感がしてきたなぁ。僕の気のせいだったらいいんだけど
やっぱし朝早起きしちゃったからかなぁ。これは何かの警告なのかもしれない。
それに、あのデデデ大王が神妙な顔をしていたとなると、ふざけたことではないことは確かだ。
ちょっと、気を入れないといけないかな
「そうそう。“虹の剣を持って来い”だとよ」
「虹の剣を?ますます謎が深まってきたよ」
「それは俺もだ。正直何かあるんじゃないかと疑いざるを得ないんだよな」
「わかった。とりあえず、行ってみるよ」
ここでのんびり話していても埒が明かない。
とりあえず、家の中から虹の剣を取ってきて、デデデ城に向かうことにした
念のための、マキシムトマトも忘れずに
「じゃ、行ってくるね!」
「ああ、何かありそうだから、気をつけていけよ!」
 
 
 
 
 
 
 
 
「来たかカービィ、虹の剣は・・・・・・・・ちゃんと持っているな」
「うん、とりあえず、ちゃっちゃっと話済ませてよ」
いつ雇ったのか分からないものすごく可愛いメイドさんに案内された先は、デデデ城の屋上だった。
久しぶりに来るなぁ、と思いつつも、屋上で空を眺めている、デデデを見つけた
やはり神妙な顔つきをしている。こんなデデデを見るのは、異変が起きたときしかない。
ということは、やっぱり何かまずいことが起こるのかな
「おい沙花、あいつ(ワドルディ)を」
「は、はい!わかりました大王様。」
僕を連れてきてくれた人は沙花というらしい。
沙花と呼ばれた人は、大急ぎで階段を下っていった
途中ゆれていた緑色のロングヘアーが可愛らしいなぁ、とか思ってみたりする
「カービィ。なんか俺のワドルディの一人が、なんかヤバい事を見つけたらしい。俺も詳しくは聞いてないんだけどよ、お前のその“虹の剣”に関する重要なことを発見した、とかなんとか」
「僕の、虹の剣?」
軽く振ってみる
久しぶりに振るが、昔と全く変わらない。立派な剣なのに、僕でも簡単に振れる。
これも虹の力なのか。
これに関する何か?一体何なんだろう
「俺の地下に一応本を纏めてるところがあるんだ、何がなんだかややこしくて俺は滅多に立ち寄らないんだけどよ、俺のあるワドルディだけはなんでか研究熱心で、そこにいることが多いんだ。だから調べ物とかするときは、大抵そいつに任せてるんだけどよ」
「ああ、あの部屋ね。」
一回行ってみたことがある。凄い量の本がそこにはあった
なにやら何までいろんなジャンルの本があって、無いものは無いといっても過言ではないほどの本があった。
ただ、それのほとんどが読む気が失せる本なので、あまり利用してはいないのだが
あまり管理されてないので、正直埃くさかった覚えがある
「大王様、ワドルディをお連れしました」
「す、すみません大王様、情報の真偽をもう一度確認していて、遅れてしまいました」
「問題ない。というか全然遅れてないから、さっさと話せ」
「は、はいわかりました。えーと・・・・・・・・・・カービィさん、その虹の剣をとった場所は覚えていますか?」
「覚えてるよ。虹の島々、ダークキャッスルでしょ?」
先ほども行ったとおり、虹の島々を冒険していた時に見つけたものである
ダークキャッスルは、虹の島々、最後の島。
といっても、デデデ(ダークマターに操られてるけど)が勝手に建てたところなんだけどね。
「そこで戦った相手、ダークマターが最初に持っていた剣をご存知ですか?」
「天気を操る剣だったよね。そのときには全然能力を使ってこなかったけど」
天気を操り、プププランド銃を雲で押し固め、ダークマターが占領しようという計画だったはず。
それがどうかしたんだろうか?
「何故、虹の剣があの天気を操る剣を破れたか、分かりますか?」
「え・・・・・・・・?それって、普通に僕のほうが力が上まっただけの話じゃないの?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「違います。これにはれっきとした理由があるのです。」
 
 
 
間をおいて、重要そうに話すワドルディ
そんな風に言われると、冷や汗が出てしまう
普通に力が上まったから倒せた、のだと思ったのだけれど
スターロッドでもぶっちゃけ倒せたんじゃないかと思ってたけどなぁ。なんか違うみたい
「あの天気を操る剣・・・・・・・・・正式名称「緋想の剣」は、元々天人が作り出した剣なのです。」
天人?
なんだろう、その言葉。初めて聞いた。
プププランドでは初めて聞くなぁ、天人って言う言葉
旅先ではたまに聞いていたけれど、深くは探求しなかったし。
何だろう、天人って。なんだかすごい人なのかな。
「天人とは、その名の通り、天に住んでいる人を指します。のんびり遊んだり、食事をしたり、という生活をしており、すべての生物が羨む種族・・・・って、私達と大して変わらないんですけど、そんな生活をしていますね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
正直なところ、拍子抜けした
てっきり僕は、何か神に近い存在なのかなと勝手に思ってて、それに見合うものすごい仕事を成し遂げてるんじゃないかと勝手に思っていたのだが、僕の思い違いだったようだ。
なんかがっかりした、天人ポイント落下。
「しかし、昔は天気を統べる仕事をしていたようです。今は他の人に任せていたようですが」
「あ、そうなの?」
僕の中の天人ポイントが急上昇。
さあさあ変わる変わるどんどん変わる!!天人ポイントが上がったと思ったり下がったと思ったり!皆さん、天人ポイントを売るなら思った瞬間、直結判断をお勧めしますよ!
・・・・・・・・僕の頭の中のジャパネットさんが必死に喋っている。じゃーぱねっとじゃーぱねっと
「・・・・・・・・・・・・・・・カービィさん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「カービィさん?カービィさん!?」
「あ、ごめんごめん!ちょっと考え事してたみたい、続けて」
ジャパネットさん必死すぎだよ。僕の思考回路独占しないで欲しい。
とりあえず、考えを元に戻してと
「その天人は、今はある限られた場所に住んでいるのですが、昔は色々な所で天人は住んでいて、有難い存在でした・・・・・・・・・・・・・・・」
「へぇ、で?」
「何故限られた場所にしか住まなくなったのか、分かりますか?」
「・・・・・・・・・・・・・・へ?」
「物事の変化には必ず理由が付き纏います、では、何故天人は限られた場所にしか済まなくなったのでしょう?色々な世界に住んでいた者が一つの場所に集まる、これ、なんとなくで済みませんよ」
「た、確かに・・・・・・・・・・言われてみれば・・・・・・・・・・」
ワドルディの言うことは最もだ。そんな重大なこと、何か大変な理由があったからに違いない
では、何があったのか?
「緋想の剣」を生み出したのは天人、天気を司り、その偉業からいろいろな人に親しまれてきた
何かミスがあったのだろうか、聞いた限りだと、嫌われるようなことは何一つしていない
何か悪いことでもしたとか?その非難を逃れるため、どこかに逃げたとか?
・・・・・・・・・・・駄目だ、想像が付かない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
「緋想の剣」は、確かダークマターが、何者からかによって強奪したんだっけ
・・・・・・・・・もしかして・・・・・・・・
「結論に達したようですね、そうです、緋想の剣は、天人の手からダークマターによって奪われました」
「そうか・・・・・・・・だから、か」
結局解決したとはいえ、一度は天気を暴走されたのも事実
その管理体制の甘さから、民衆は非難する可能性が高い
行き場を失った天人たちは、一つの場所に集まるしかなかったのか
・・・・・・それはそれで、悲しいよね
「話がそれました。「緋想の剣」は、どんな天気も操ることができる・・・・・・・・・しかし、正式には天気ではないけれど、一つだけ、操れなかった天気があるのです」
「操れなかった、天気?」
「そう、それは、です」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・それって!」
「そう・・・・・・・・・・・カービィさんが持っている、その虹の剣です」
本当・・・・・・・・・・なの?
そんな秘密があったなんて、思いもよらなかった
確かに、摩訶不思議な剣だとは思ってたけど、まさかそこまでだったなんて
剣を、ワドルディたちに当たらないように振ってみる
いつも通りに、切った跡にあわせて虹が出る
この虹には、そんな秘密があったなんて。
「それは、普通に何も捻らずに「虹の剣」と名づけられました。「緋想の剣」と「虹の剣」これはいつからか、魂が入るようになりました」
「た、魂だって!?」
「さっきからとんでもないことを軽々しく言いすぎだぜワドルディ」
さらに秘密発見!凄いね虹の剣!
って、茶化してる場合じゃないや。話ちゃんと聞かないと
「魂といっても、命が取られたわけではなく、ごく、自然と魂が入りました。何かしら神聖なものに魂が入るのはよくあることなのです。しかし、その瞬間にダークマターが襲撃。「緋想の剣」は強奪され、「虹の剣」は七つにバラバラにされてしまいます」
「そ、それが虹の雫で・・・・・・・・僕が、その時集めて、元通りにしたんだ」
「はい、その通りです。「緋想の剣」は、ダークマターの意思によって、闇に犯されてしまいます。しかし、虹の剣は“虹”だからか、いつも優しい、皆の心が影響し、聖なる剣となりました。」
「そうなんだ・・・・・・・・だから、なんだ」
君が感じさせてくれたあのすがすがしさに、そんな歴史があったなんて
そして、君に魂がこもってるなんて、思いもよらなかった
じゃあ、こうして話しかけないと、駄目だよね
今まで、寂しかったよね。
心はあるのに、話しかけられないで
気づいてあげられなくて、ごめんね
「カービィさんが緋想の剣に勝てた理由、それは、虹の剣が緋想の剣とちょうど対になっていた武器だからです。」
そうか
闇の魂が詰まった剣と、聖なる魂が詰まった剣がぶつかったからこそ、勝てた勝負だったんだ
「しかし、緋想の剣はまだ存在しています。この手の武器は、完全に消す、ということは不可能なのです。」
「え?そうなの?」
「待てよ、そしたら、相当ヤバいことになるんじゃねぇか?あれを利用するやつがいたら、簡単に世界は支配されちまうぞ」
「大王様、おっしゃるとおりです。しかし・・・・・・・・・もっとマズいことがあるんです。」
「は、はぁ?」
「緋想の剣・・・・・・・あの剣は・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
天人以外の誰かが触ったら、中に入っている魂が触った人の体に憑依するんです!
「なんだって!?」
つまり、元々入っていた歪な魂が、他の人の体に憑く。
その人の体で思いっきり悪事を試みる。
緋想の剣はハンパじゃない威力。世界が壊滅するなんて、いともたやすいことだろう。
「幸い、ある程度鍛えている人なら天人以外でも触っても大丈夫です。でも・・・・・・・・・・
  それこそ、元々弱い人とか、力があっても体力が消耗してたりとか・・・・・・・・
そういう状態なら、簡単に憑かれます!」
「そいつは・・・・・・・なかなかまずいんじゃないか?そんなもん他の人が触りまくってる可能性なんてありまくるぞ」
「なので、カービィさんにはその剣の調査に行ってもらいたいんです。実は大体どこらへんの世界にあるかは分かっているので、現地調査をお願いしたいのです。」
「なるほどね。その為に呼ばれたと・・・・・・・・」
断る?
いいや、断るわけなんてない
第一、断ったらこの世界まで影響が来るかもしれないし、他の人が困っちゃう。
「OK、分かったよ。その世界に行くには、どうすればいいの?」
「転送装置をあらかじめ造ってました。それを使えば、その世界までひとっとびです」
「分かった。すぐそこに行こう」
 
 
 
 
「・・・・・・・・なぁカービィ。俺は嫌な予感がするぞ」
「デデデ大王?」
珍しくデデデ大王が不安げな顔をしている。
その顔は、我が子を旅に送り出す母親のよう
・・・・・・・・僕がデデデの子なんて、想像もしたくないけど
「まぁ平気だと皆は言ってるが・・・・・・・心配だ。気をつけていってくれ」
「分かってるよ」
「転送準備OK!いつでもいけます!」
「じゃ、行ってきまーす!」
「気をつけろよカービィ!絶対に帰ってこいよ!」
 
 
 
 
 
 
そうだカービィ、こいつを――
 
 
 
「ふぅ・・・・・・・・・あの天人と付き合っているのも、楽ではありませんわ・・・・・」
そう言いながらため息をつく、金色の髪の女性
腰まであるような長い髪、独特な配色の服、外国人のような青い目。
彼女の名を、八雲紫と言った。
彼女の役目は、幻想郷の維持。
幻想郷の為なら己さえ省みない、幻想郷の付き人のようなものである。
その付き人は、先ほどいきなり先頭を申し込まれた天人と一戦交わしたところであった
実はそのとき天人が持っていた剣が相当大変なものであり、前々から実行しようと思っていたのだが、奪ってきたところである
さてそこまでは良いとして、どうするか・・・・・・
「とりあえず神聖な山の頂上に来てみたはいいけど・・・・・・・さて、どうするか・・・・」
改めて剣を見直してみる
珍しく、炎のように赤い刀身をもちながら、柄の方はシンプル、という変わった剣だった
この剣の名前は「緋想の剣」
なんと天気を操る能力を持つ等、色々凄い能力を持った剣なのである
「まぁ、ここに封印でもしておいたほうがいいですわね・・・・・・せっかく来た意味もないですし」
 
 
 
 
 
 
 
 
封印、だって?
「ひぁっ!?」
ふと、どこからか不気味な声がした
「だ、誰!?」
周りを見回してみるが、誰もいない
妖精の悪戯だろうか。否、そんなことにかかる紫ではない。
「気のせい、ですわね・・・・・・・・・全く、先ほどの戦闘で疲れてしまいましたわ・・・・・・」
 
 
 
 
 
気のせい、だといいね
「な、また・・・・・・・・ひっ!?」
声がした、と思った刹那。紫はある異変を感じ取った
自分の体に、何かが流れ込んでくる
どろどろ、どろどろと
久しぶりに僕、活躍できそうだなぁ・・・・・・
「な、なんなんで・・・・・・・すのッ!?」
体に何かが入り込んでくる、その気持ち悪さに耐えられない
否、耐えられないどころではない
全身から痙攣が起こる。入り込んでくる何か、を体全身で嫌がっている
いつしか紫は、地面に倒れていた
「ああああああっ!うぁああああああああああ・・・・・・・・」
叫び声をあげる紫も、徐々に声の張りが弱くなっている。
何か、がもうすぐ紫に全て入り込むのだ
「や・・・・・・・やめ・・・・・・・っ・・・・・・」
よし、入り込んだ入り込んだ。後は君の体、頂きます。
「あ・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・」
紫の意識がじょじょに薄れていく。
そして
幻想郷の賢者は、得体も知れない“何か”に
いとも簡単に、意識を引き渡した
 
 


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